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周南生徒自殺 第三者委報告書を削除 遺族抗議で県教委HP(2018年11月28日掲載)

2019/10/30 14:59

 周南市で2016年7月に山口県立高の男子生徒が自殺した問題で、県教委は、ホームページ(HP)上で公表していた第三者委員会の報告書(概要版)を削除した。遺族から抗議があったため。

 削除されたのは、県教委が昨年11月の県教育委員会議で説明した調査報告書の概要版。男子生徒が学校でのいじりやからかいに遭っていたと認める一方、「いじめのみを自殺の要因と考えることはできない」とする内容が計21ページにわたって記されている。ことし2月から県教委のHPで同会議の議事録とともに閲覧可能だった。

 今月22日、遺族から「概要版は保護者説明会や記者会見の資料として用意したはずで、ネットに上がるとは思っていなかった」などと県教委学校安全・体育課に指摘。同課は同日付で削除した。

 同課の原井進課長は「概要版を公表することは遺族側に伝えていた」と説明。削除した理由については「個別案件なので答えられない」としている。

 この問題を巡っては、県教委の第三者委員会がまとめた最終報告書の内容に遺族側が疑義を訴え、村岡嗣政知事に再調査を要請。知事部局で新たにつくった調査委が2月から同級生や教員へのアンケート、聞き取りを進めている。(橋原芽生、高田果歩)

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