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不明の登山男性 救助 広島 ボランティアが発見(2019年09月28日掲載)

2019/11/12 22:49
消防隊員に抱えられ、待機する救急車に向かう男性(中)=広島県北広島町のスキー場

消防隊員に抱えられ、待機する救急車に向かう男性(中)=広島県北広島町のスキー場

 25日に広島県北広島町の高岳(1054メートル)周辺で登山中に行方不明となった広島市東区の無職男性(76)が27日、最後の連絡からほぼ1日半ぶりに見つかった。目立ったけがはないという。捜索に加わったボランティアの的確な判断がいち早い救助につながった。

 山県署や町消防本部などによると、男性は高岳と尾根でつながる聖山(1113メートル)から南西約1キロの安芸太田町の「赤川谷」と呼ばれる場所で午前9時45分ごろ見つかった。現場からヘリコプターで北広島町のスキー場駐車場へ運ばれ、救急車で病院に搬送された。

 発見したのは、呉市の海上自衛隊員西田敦洋さん(34)。一帯での山行やトレイルラン大会への参加経験があり、知人を通じて行方不明者がいると知り早朝駆け付けた。遭難した男性が25日午後3時半ごろ、登山仲間に「道に迷った」と電話した際に話した峠の名前などの情報を基に27日午前8時ごろ、聖山周辺へ。林道から沢に入り、岩の上であおむけになった男性を見つけた。持参した飲食物を渡し、体調を確認。携帯電話は圏外で、林道に戻って同10時15分ごろ、捜索していた消防署員に伝えた。

 西田さんは「天候が崩れる予報だったので早めに沢を捜そうと思った。名前を聞くと、『そうです』と受け答えははっきりしていた。無事に見つかって良かった」と話した。

 男性は25日に樽床ダム近くに車を止めて入山していた。この日の捜索は広島、島根両県の警察や消防、男性が所属する登山グループのメンバーたち約70人が参加した。男性の息子は「ほっとした。多くの方に捜索していただき頭が上がらない思いです」と感謝した。

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