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ちゅうごく山歩き 高岳・聖山 二つの頂上 眺め対照的(2013年03月06日掲載)

2019/11/12 22:49

 広島県北広島町の高岳(1054・3メートル)と安芸太田町の聖山(1113・2メートル)は樽床ダムでできた聖湖に隣接している。西中国山地のほぼ中央に位置する。高岳は益田市匹見町と接し、分水嶺(れい)の尾根上にある。

 頂上は伐採されていて、眺望が素晴らしい。バス便がなく、自家用車でのアプローチが一般的だ。国道191号を経て道戦峠付近から2キロ入る。樽床ダム駐車場(約20台分)か、さらに1キロ北の樽床橋の高岳登山口付近(数台分)に車を置ける。

 今回は反時計回りで、高岳から南の聖山を縦走するコースを紹介する。高岳登山口から谷をさかのぼる。200メートル進んで橋を渡り、対岸に。川沿いを少し歩き、尾根に取り付く。

 天然林の快適なこの尾根を緩やかに登っていく。標高950メートルで旧道と合流し、頂上直下で急斜面となる。頂上からは周囲の臥龍山、聖山、恐羅漢山、聖湖、八幡高原が見渡せる。

 聖山に向かおう。尾根を南西に下りて行く。鞍部(あんぶ)まで下りると再び登り、標高点975メートルのピークを越え、約500メートル進むと「聖分かれ」と書かれた標識のあるピークに到達する。ここは「匹見分かれ」とも呼ばれ、分水嶺の尾根は奥匹見の野田の百本松や天杉山、恐羅漢山まで続いている。

 ここから南に向かう。1011・4メートルの三角点のピーク手前からシダノ谷鞍部へ下りる。鞍部から登った尾根が南方向に聖山まで続く。この尾根から臥龍山や高岳がよく見える。聖山の頂上付近まで登ってくると分岐にぶつかる。この分岐を右に行けば聖山頂上。左に行けば十文字峠だ。

 聖山の頂上付近はカラマツの植林に覆われている。灌木(かんぼく)の背が高く、眺望はない。分岐に戻り、約1キロ下ると十文字峠だ。林道を北東にたどって聖湖畔に下りて行く。ちなみに、峠から南に谷を下れば奥三段峡の入り口に達する。

 聖湖畔から東に200メートル行けば樽床ダムの駐車場だ。そこから西方向に1キロ行けば高岳登山口に帰ることができる。下山後は「いこいの村ひろしま」の風呂が利用できる。所要時間は約5時間。(松島宏=広島登山研究所代表)

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