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カープキャッチフレーズの変遷

2019/11/22 18:54

 過去の資料によれば、カープ最初のキャッチフレーズは石本秀一初代監督の時代の1953年から使用された「闘志なき者は去れ」。白石勝巳監督時代まで用いられたが、キャッチフレーズというよりは、スローガンにすぎなかったようだ。

 初優勝した75年。ジョー・ルーツ監督は「100%の努力」を掲げ、引き継いだ古葉竹識監督は「ハッスルプレーでスリルあるエキサイトしたゲームを」で指揮を執った。76年以降は、英語の時代が続く。古葉監督で印象的なのは、80年の「3S(SUSPENSE SPEED START)BASEBALL」81年の「3A(ACTIVE ACTION APPEAL)BASEBALL」。85年の退団まで一貫して英語のメッセージを送り続けた。

 キャッチフレーズには、監督の個性もにじむ。94年に就任した三村敏之監督が掲げたのは「TOTAL BASEBALL」。3シーズン連続で同じフレーズを使用した。山本浩二監督は第1次政権時代の91年、「WILL TO VICTORY(勝利への意欲)」を旗印に、V6を達成。第2次政権の2004年にも夢よ再びとばかりに、同じキャッチフレーズを用いたが、5位に終わった。

 06年就任のマーティ・ブラウン監督といえば、「ALL―IN」。ブラウン監督が3A時代から使っていた言葉で、自らが発案し採用された。「チーム、フロント、ファンが一体となって、一つの目標を成し遂げるために、一つの方向へ向かう」という意味が込められ、計4シーズン使用された。

 日本語のキャッチフレーズは12年の「破天荒」からスタート。以降は「剣砥挑来(けんどちょうらい)」(13年)「赤道直火」(14年)「常昇魂(じょうしょうだましい)」(15年)「真赤激(まっかげき)!」(16年)など、本来の言葉をカープ風にアレンジした造語が続き、17年の「カ舞吼(かぶく)!―Kabuku―」以降は野球とは離れたメッセージ性の強いフレーズが使われている。


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  • 「WILL TO VICTORY(勝利への意欲)」(2004年)
  • 「ALL―IN」(2006〜09年)
  • 「We’re Gonna Win(俺たちは勝つ)」(2010年)
  • 「破天荒」(2012年)
  • 「赤道直火」(2014年)
  • 「真赤激(まっかげき)!」(2016年)
  • 「カ舞吼(かぶく)!―Kabuku―」(2017年)
  • 「水金地火木ドッテンカープ」(2019年)

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