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部活指導委託 教員「参考になる」

2019/11/27
インストラクター(右端)から筋力アップの指導を受ける府中中の生徒

インストラクター(右端)から筋力アップの指導を受ける府中中の生徒

 広島県府中町教委がスポーツの部活動指導を担当する教員の働き方改革に向け、指導の一部を民間の専門企業に委託している新たな取り組み。国のガイドラインを踏まえ3月、休日確保や活動時間を定めた基準を盛り込んだ方針を策定したが、現場には戸惑いがある。教員や地域の意識の変化につながることを期待している。

 25、26日の放課後、府中緑ケ丘中と府中中で委託先のルネサンス(東京)のスポーツジムに所属するインストラクター2人が運動部員を対象に約1時間、指導した。両校とも期末テストの最終日だった。

 メニューは全競技に通じる筋力の向上などを目指す内容で、生徒は興味深そうに取り組んだ。府中緑ケ丘中2年で野球部の亀崎拓麻さん(14)は「教わったトレーニングで下半身の筋力が付いてきた」と喜ぶ。

 両校では6月から夏休み期間を除き月1回、インストラクターが合同で指導をしている。教員対象の効果的な栄養摂取や休日取得についての講義もあった。同中野球部顧問の梶山直樹教諭(28)は「指導を任せている間、生徒会の仕事ができた。専門家によるアドバイスは指導の上でも参考になる」と話す。空いた時間をテスト採点などに充てる教員もいるという。

 町教委によると、大会前などは部活動方針の基準をクリアするにはハードルが高い現状があるとする。学校教育課の草本泰宏管理主事は「学校が休息の重要性を含めたより効果的で効率的な部活動の在り方を探るとともに、地域や保護者の理解が深まるきっかけになれば」とする。(鴻池尚)

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