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森崎浩、今季で引退 サンフレ一筋35歳、3度のV貢献(2016年10月20日掲載)

2019/11/27 21:20
練習後、選手やスタッフに今季限りでの引退を伝える森崎浩(中央)

練習後、選手やスタッフに今季限りでの引退を伝える森崎浩(中央)

 J1広島のMF森崎浩司(35)が19日、今季限りで現役を引退すると表明した。吉田サッカー公園でチームメートらに引退を告げ、「ユース時代から20年、広島でサッカーをしてきたことが自分の誇り。違うチームでやることは想像できなかった」と振り返った。

 全体練習後、森保監督に促され、円陣で別れを告げた。「今季で現役を引退することになりました。みんなと一日も長くサッカーをしたいので、天皇杯(全日本選手権)を勝ち上がりましょう。一致団結しよう」。うなずきながら言葉をつなぐと、チームメートから拍手が起こった。

 広島市安芸区出身。矢野中、吉田高(広島ユース)を経て2000年に入団した。精度の高い左足を武器に、トップ下やボランチなどでプレー。01年には世界ユース選手権、04年にはアテネ五輪に出場した。初優勝した12年はリーグ戦28試合で7ゴールを挙げるなど、3度のリーグ優勝に貢献した。

 近年は股関節やふくらはぎの故障に苦しみ、今季は公式戦6試合で1得点にとどまっていた。プロ17年通算はJ1が257試合で40得点、J2が77試合で24得点。

 ▽ゴール決めて終わりたい 一問一答

 森崎浩の一問一答は次の通り。

 ―引退を決めた今の気持ちは。

 すっきりした。選手を続けたい気持ちもあり、なかなか決められなかったが、1カ月悩んで引退に傾いた。クラブの発表や報道で知る前に、みんなに伝えたいと思い、時間をもらった。

 ―涙を流すチームメートもいました。

 ありがたいし、うれしい。森保監督には来季についての相談に乗ってもらった。(兄の森崎)和には冗談で一緒にやめようかという話もしたけど、僕の分まで一年でも長く広島のために頑張ってほしい。

 ―今季公式戦はまだ4試合以上あります。

 今は一日でも長くサッカーがしたい。天皇杯(全日本選手権)で勝ち上がることができたら、来年の元日までサッカーができる。勝ちたい、一つになって戦いたいと話した。

 ―サポーターには。

 コンディションが万全じゃない中で、ピッチに立つのは簡単なことではないが、今のベストを尽くす。最後のプレーを目に焼き付けてほしいし、ゴールを決めて終わりたい。

 ▽チーム関係者、寂しさや感謝

 在籍17年を誇る森崎浩の引退表明はチームに衝撃を与えた。森崎和は「いつか来ると思っていたけど、これから隣にいないのは想像しにくい」と寂しそうだった。

 千葉やウタカらは抱き合って感謝を伝えた。青山は「ずっと目標だった。手本にしてやってきたし、広島の選手としてあるべき姿を示してくれた」とうなずいた。

 森保監督は「何度も苦しい病(オーバートレーニング症候群)にかかりながら、はい上がるのを見てきた。寂しさと同時に、よく頑張ったと言いたい」と声を詰まらせた。

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