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ドローンや自動操縦トラクターで農業省力化 庄原で実証実験(2019年11月25日掲載)

2019/12/2 15:36
自動で畝立てできるトラクター。経験が少なくても熟練者と変わらない作業ができる

自動で畝立てできるトラクター。経験が少なくても熟練者と変わらない作業ができる

 小型無人機ドローンや自動操縦トラクターを使って省力化するスマート農業の実証実験の公開が25日、庄原市東城町のキャベツ畑であった。連携して実験に取り組む県立広島大と庄原商工会議所、同市東城町の農地所有適格法人「vegeta(ベジタ)」などが開き、三次、庄原市の農業関係者たち約200人が見学した。

 会場の東城町帝釈宇山の畑では、ドローンで撮影した画像データを基に、畑の広さや高低差などの数値を分析して取り込んだトラクターが自動操縦で畝を立てたり、表面を平らにならしたりする作業を見た。

 キャベツを自動収穫する運転機器の実演では、農機メーカーの担当者が「立ったまま作業できるので、腰をかがめて作業するのに比べて人手も半分ほどで済む」と紹介した。ホウレンソウなどを栽培する三次市の茨木栄治さん(34)は「自分の農場に合った機器を見極めたい」と話していた。

 実験は、高齢化や人手不足に悩む中山間地域で、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を活用して効率的な農業モデルを探る狙い。本年度からの2年間、三次や庄原、尾道市などに点在する計75ヘクタールのキャベツ畑を対象に取り組んでいる。

 プロジェクトリーダーを務める県立広島大の三苫好治教授(49)は「中山間地域に合った農業モデルを確立したい。多くの農業者が利用できるようにしたい」と力を込める。(伊藤友一)

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