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異常行動 発熱から2日以内が9割

2019/12/10 21:39

 異常行動を起こしたインフルエンザ患者の報告数は昨季(2018〜19年)、厚生労働省に72件寄せられた。4〜18歳で、治療薬の服用の有無や種類にかかわらず確認されている。

 同省研究班の調査によると、患者の性別は男子71%、女子29%。異常行動は飛び降りのほか、おびえや無意味な動作の繰り返し、徘徊(はいかい)などで、9割が発熱から2日以内に発生している。「眠りから覚めてすぐに起こった」ケースが67%を占めるなどの傾向もみられた。

 同省は調査結果を踏まえてホームページなどで注意喚起。主な行動例を挙げ、戸や窓の施錠の徹底、補助的な鍵の使用など事故防止策を示している。

 インフルエンザ患者の異常行動は、07年に治療薬タミフルを服用した中学生の転落死が2件報告されたのを受けて同省が対策や調査に乗り出した。その後、リレンザやイナビル、ゾフルーザといった別の薬を使用した場合や、薬を服用しない場合でも異常行動が起こり得ることが確認された。

 同省によると、09年4月〜19年8月の間に転落などによる死亡事例は13件で、広島県感染症・疾病管理センターと薬務課には報告がないという。同センターの桑原正雄センター長は「保護者の方は、治療薬の服用の有無や種類にかかわらず、少なくとも発熱から2日間は事故防止策を取ってほしい」と話している。

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