地域ニュース
決断「遅い」と批判 熊本氏の市議辞職に同僚議員冷ややか(2018年02月01日)
2019/12/24 12:10
政務調査費(現在の政務活動費)を巡る詐欺罪で在宅起訴された広島市議会の熊本憲三市議(54)=自民党市民クラブ・安芸区=が議員辞職した31日、同僚市議らは冷ややかに受け止めた。市民の議会不信を招き「遅い」との批判も。一方、7期24年余の実績に、地元の矢野地区では悔やむ声も漏れた。
熊本氏が属した自民党市民クの宮崎誠克幹事長は「仲間の辞職は残念。熟慮の末の決断を会派として尊重したい」と話した。松井一実市長を支える立場の同会派。中でも、熊本氏は7年前の市長就任時から一貫して支え、議会対策をこなし、信頼も厚かった。
ただ、2年前に市民が告発して以降、熊本氏自身が不正を否定する中で在宅起訴へと事態が進展。友好会派の公明党の渡辺好造幹事長は「もう少し早く決断してもらえれば、より良かった。市民の議会不信につながっている」。辞職を迫ってきた市政改革ネットワークの伊藤昭善副幹事長は「起訴前に辞めるべきだった」と憤る。
一方、地元。後援会は29日の会合で本人の意思を尊重する方針を決めたという。幹部の男性は「辞めるなという声は強い。悔しい思いもあるがやむを得ない」と話した。
熊本氏の辞職に伴い、安芸区選挙区(定数4)では3月22日までに補選が実施される。共産党系のほか、熊本氏の地元である矢野地区から保守系候補の擁立を模索する動きが出ている。
熊本氏はこの日、報道陣の取材に、個人名や住所が記された人件費の領収書の写しが告発者側に渡ったと主張。「議会棟から出るはずがない。何者かが意図的に私を陥れた」と訴え、刑事裁判では争う姿勢を強調した。
2015年5月の議長選で熊本氏を破って就任した永田雅紀議長は、報道陣の取材に「できるだけガラス張りで、市民に理解してもらえる議会運営をしたい」と述べた。
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