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「元広島市議の指示」でうそ 領収書書いた女性、証言(2018年11月20日掲載)

2019/12/24 12:10

 検察側と被告側の全面対決の様相となった熊本憲三被告の初公判。検察側がうその領収書を書いたとする女性が証言し、経緯などを具体的に語った。

 証人尋問はプライバシー侵害の恐れがあるなどとして、女性が別の場所で証言し、その音声などを法廷に流すビデオリンク方式が採用された。まず検察側の尋問があり、女性は2013年冬ごろ、当時働いていた広島市の繁華街にある飲食店を熊本被告が利用するようになって連絡先を交換し、14年1月にホテルで熊本被告と会ったと証言した。

 「なぜ会ったのか」との問いには「店が休みで、お年玉をあげると言われた」と説明。少し話をした後に領収書への記入を頼まれたという。名前の欄は「名字はそのまま(本名)で、名前は店の源氏名を使うよう指示があった」、住所については「当時の住所の部屋番号だけを変えて書くよう指示された」と明かした。日付も指示があり、12枚に押印したという。

 熊本被告からうその領収書を書く理由の説明はなかったとし、「気にならなかったので(自身も)聞かなかった」と述べた。「被告の下で働いたことは」「領収書に書いた金額を受け取ったか」「調査や資料の作成を頼まれてしたことは」との問いにはいずれも「ありません」と否定した。

 政治的な違法捜査があったと主張する弁護側による反対尋問では、「何かに利用されると思わなかったのか」などと問われ、「考えなかった」と答えた。

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