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悲願の昇格へ B2広島 開幕前チェック<上>(2019年09月19日掲載)

2020/1/3 22:47
粘り強い守備で島根の攻撃を止めにいく田中(24)ら広島の選手(15日のアーリーカップ準決勝)

粘り強い守備で島根の攻撃を止めにいく田中(24)ら広島の選手(15日のアーリーカップ準決勝)

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)は20日に開幕し、西地区の広島は悲願のB2優勝、B1昇格を目指す。今季は堀田新監督を迎え、ライバルチームの主力を相次いで獲得。リーグ屈指の戦力を整え、頂点を見据えるチームの現状をチェックする。

 「これだけの選手がいて『(連係が)合わないから負けました』では許されない」。熊本から加入した古野は言い切る。チーム最古参の田中は「個々の能力も(戦術の)理解力も高い。無駄なことに時間を取られることがない」。各ポジションに複数の主力級の選手がそろった今季は、「オールスター」と表現できるほど豪華な陣容である。

 移籍加入した5選手の実績は申し分ない。古野は3季前のB2最優秀選手(MVP)で、アシスト王に2度輝いた。ケネディは昨季MVPと得点王、エチェニケはリバウンド王。谷口はB1で通算116試合出場の経験に加え、ビッグマンながら3点シュートを得意とする。山田はB3とはいえベスト5に選出された若手のホープだ。

 朝山やトレイラー、田中、岡本といった昨季の主力も健在。これだけ選手がそろえば競争は激しくなる。象徴的なのは練習での5対5。各所で激しい攻防が繰り広げられ、「(昨季よりレベルが)高いと感じる」と田中。古野は「5対5のレベルをもっと引き上げれば、必然的に日本一が見えてくる」と自信をのぞかせる。

 一方で、選手起用はうれしい悩みとなる。とりわけリーグ最強トリオの外国人は試合ごとのベンチ登録が2人のため、1人はベンチ外となる。堀田監督は体調や対戦相手との相性などを見極めてローテーションする考えで、「外国人選手には起用の意図をしっかり説明する。日本人の控えにもベンチに入る重みを伝える」。モチベーションの維持にも細心の注意を払う。

 長いシーズンを勝ち抜くには、スター集団が同じベクトルを向き続ける必要がある。岡本は「みんなが自分の色を出した上で、衝突するなら話し合えばいい」。頂点を狙う強固な組織となれるかどうか。指揮官のマネジメント力とともに、選手がコート内外の役割を理解し全うすることが欠かせない。(日野淳太朗)

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