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悲願の昇格へ B2広島 開幕前チェック<下>(2019年09月20日掲載)

2020/1/3 22:47
B2最強の外国人トリオ。エチェニケ(左端)ケネディ(左から2人目)トレイラー(右端)

B2最強の外国人トリオ。エチェニケ(左端)ケネディ(左から2人目)トレイラー(右端)

 ケネディ27・9、トレイラー20・1、エチェニケ19・0、朝山15・4、古野11・7、田中9・8―。各選手が昨季記録した1試合平均得点だ。リーグでも有数の得点力の高い選手がそろい、堀田監督は「どこからでも点を取れるのが強み」と胸を張る。ただ指揮官はその武器を生かしつつ、あくまで守り勝てるチームを目指している。

 「簡単に点を取られたら勝てない。まずチームで守る意識を浸透させる」。就任会見の言葉通り、7月の始動後は1対1で守る練習を繰り返した。外国人選手が合流した8月中旬からは、チーム守備の約束事の確認に多くの時間を割いた。監督・コーチと選手、あるいは選手同士で活発に話し合う場面が増え、朝山は「(守備でリズムをつくる)意識をみんなが共有している」と強調する。

 成果は開幕前の対外試合4試合に垣間見えた。1試合平均失点は68・3。田中は「意識を共有できているから、守らないといけない場面でしっかり守れている」。一方でアーリーカップの島根戦は終盤に逆転負けし、「外と中の選手のずれがないようにするには、まだ時間がかかる」と朝山。指揮官も「守備を完璧にするのが目標」と引き締める。

 攻撃面で目指すのは「先発5人が全員2桁得点できる穴のないチーム」。そのために全員でボールをシェアする意識を徹底した。ただ連係は道半ば。4試合ではパスを5本6本とつないでフリーの選手をつくる動きはあったが、個人技に走る場面も。指揮官は「まだ1対1の状況がある。チームで攻め切ることが課題」と指摘する。

 まだ互いの特長を擦り合わせる段階で、「みんなができるからこそ遠慮する時間帯がある」。田中はそう指摘し、「そのへんを突き詰めていけば、もっと爆発力があってどこにも止められないチームになる」と力を込める。(日野淳太朗)

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