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元同僚かたり無免許運転摘発3回逃れる 警官に「免許証持ってない」と説明 道交法違反容疑で会社員逮捕(2019年11月21日掲載)

2020/1/12 14:26

 警察官から免許証の提示を求められた際、元同僚をかたって、3回にわたり無免許運転の摘発を免れていたなどとして、広島西署は20日、広島市中区、会社員の男(76)を有印私文書偽造・同行使と道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕した。専門家は「警察による本人確認が不十分」と指摘している。

 逮捕容疑は、2017年6月11日、18年10月26日、今年7月1日の計3回、広島市内で軽トラックを無免許で運転するなどした疑いが持たれている。同署によると、いずれも当時、信号無視などの違反で警察官に免許証の提示を求められたが、元同僚の名前を名乗り免許証は携帯していないと説明。警察官はうそに気付かず、男は交通反則告知書に元同僚の名前を書いて警察官に渡したという。後日、反則金は納付され、元同僚の違反点数が加点されたが、無免許運転は発覚しなかった。

 同署によると、「免許証を携帯していない」と言う運転手に対しては通常、名前や生年月日を聞き、広島県警本部に電話で照会。登録されている免許証の顔写真も含めた個人情報をやりとりして本人確認をする。元同僚と男の年齢や風貌が似ていたことなどから気付かなかったという。

 男は9月11日に運転中、同乗者のシートベルト未着用が発覚した際も同署員に元同僚の名前をかたり免許は不携帯と説明した。署員が県警本部への照会に加え、携帯電話の番号を聞いて詳しく調べ、うそが判明した。元同僚は自分の違反点数が増えていたことに気付いていなかった。県警は点数を訂正する。

 立正大の小宮信夫教授(犯罪学)は「本人確認の方法が不十分。例えば住所を聞き取った際、家の周辺に何があるかなどを追加で聞くだけでそこに住んでいるかどうかが分かる。二重、三重の確認が必要」と指摘している。

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