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「説明は」「議員辞職を」 河井夫妻批判相次ぐ(2020年01月17日掲載)

2020/1/16 23:00

 「疑惑の説明が全くない」「議員辞職もやむを得ない」―。広島地検による公選法違反容疑での強制捜査を受け、自民党の河井克行前法相(衆院広島3区)と妻の案里氏(参院広島)が記者団の取材に応じてから一夜明けた16日、地元広島の有権者から批判が相次いだ。議員辞職も離党も否定した河井夫妻に対し、後援会関係者にも説明責任を求める声が強まる。

 河井夫妻は15日深夜、東京都内でそれぞれ取材に応じ、ともに陳謝したものの「捜査への支障」を理由に昨年7月の参院選を巡る自らの疑惑の説明を避けた。案里氏に1票を投じた広島市安佐南区の主婦木村恭子さん(54)は「同じ女性として活躍を期待していた。真相を語ると思っていたのに残念」と肩を落とした。

 「納得できないどころか、あきれてしまった」。同区の会社員中村允彦さん(33)は、案里氏が議員辞職に値するとみる。「やましいところがないなら隠れる必要もない。もう検察に事実を明らかにしてもらうしかない」と語気を強めた。

 後援会関係者や支持者も夫妻の会見内容に首をかしげる。案里氏の後援会役員を務めた広島県安芸太田町の男性(72)は「住民から夫妻について聞かれても、わびるしかなかった。疑惑についての説明がなく、有権者や支援者は納得できない。政治不信につながると感じた」と語り、説明責任を果たしていないと憤る。

 夫妻が地検の家宅捜索に押される形で、公の場に出たのは約2カ月半ぶり。約20年前から克行氏を支持する安芸高田市の学習塾経営竹本博行さん(70)は、遅すぎるとした上で「捜査を理由に言い逃れができると考え、このタイミングで出てきたのでは。全てを話して謝罪を」と求めた。

 取材では報道陣に「後日、きちんと説明する」と記した文書も配った。克行氏の後援会の伊藤仁会長(73)は「陳謝する姿勢には誠意も感じたし、話せない事情があったとの主張を信じるしかない。言葉通り、真相の解明に全面協力するよう求めたい」と話した。

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