地域ニュース
河井案里氏の記者とのやりとり全文
通常国会が召集された20日朝、国会内であった自民党の河井案里参院議員と記者団とのやりとり全文は次の通り。
―今日から復帰ということですか。(参院自民党会長室では)どなたと、どのような話を。
病状も回復をみながらでしたけど、今日からまた国会活動を再開させていただきたいと思っております。今、(参院自民党の)末松国対委員長、世耕幹事長、関口会長にごあいさつを申し上げてまいりました。
―幹事長らとどのようなやりとりを。
私自身のことで国会に大変迷惑を掛けておりますので、そのおわびと、議員としての務めをしっかり果たすこと、ということをおっしゃっていただきました。
―それはどちらが。
私がもちろんおわび申し上げまして、幹事長からは、できる限りの誠実な対応をするようにとおっしゃっていただいたところです。
―(案里氏の)秘書が(公選法違反容疑で広島地検の任意の)事情聴取を受けていますが、受け止めは。離党や議員辞職の考えは。
本当に国民の皆さまには政治不信を招いております。その点について大変深くおわび申し上げたいと思います。また、秘書の聴取ということは、これは任意で今、行われているわけですけど、実際、その内容とか、誰がいつどのように呼ばれているかということについては、一切私は知らされておりません。また、秘書とのそういった事件についての内容に関してのやりとり、接触は、弁護士の助言もありまして、一切行っておりません。とにかく捜査に対して全面的に協力していくということでございます。
―与党からも当事者が説明責任を果たすべきだという声があります。どう果たしますか。
今捜査の段階でございます。今回刑事事件になりましたので、捜査に影響が及ぼされないということが一番でございます。捜査の中で事実関係が明らかになっていくと存じます。その事実関係をまた教えていただきながら、捜査の進展を見ながらですね、一区切りがついたところで、しっかりと皆様にご説明をさせていただきたいと思っています。
―ご自身は現段階で世間からの納得は得られると思いますか。
今の段階でもちろん私自身がこれまでの事件、今回の事案に対しての内容というものを十分に把握しきれておりませんので、もちろん世間の皆さまも私のこの不十分な説明しかできないわけでございますので、納得はしてらっしゃらないだろうなと心苦しく思っております。
―(疑惑の浮上した昨年7月の参院選広島選挙区の)選挙戦でどうだったのか、自分自身が知っているのではないですか。
ご承知の通り、選挙戦というのは何十人、何百人という方が関わっておりまして、私自身も選挙事務所になかなか、まあ自分自身が自分の選挙事務所でありますけど、週に1回とか2回ぐらいしか顔を出せない状況でしたので、十分に選対の内容を把握できておりません。その点につきましてはぜひ、みなさまにおわび申し上げますと共に、ご了解いただきたいと思っております。 #河井夫妻秘書公選法違反事件
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