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首相「自ら襟正すべきだ」 辞任2閣僚の説明責任、河井克氏は自席で静観
2020/1/22 22:52
22日の衆院本会議の代表質問で、立憲民主党の枝野幸男代表は、ともに公選法違反(買収)疑惑で昨年10月に辞任した自民党の河井克行前法相(広島3区)と、菅原一秀前経済産業相の説明責任に関する安倍晋三首相の認識を尋ねた。首相は「可能な限り説明を尽くしていかれるものと考える」と答弁。河井氏は自席で時折、目を閉じるなどして聞いていた。
河井氏は本会議後、報道陣の問い掛けに答えず、車で国会から立ち去った。
代表質問で枝野氏は「前法相が検察による強制捜査の対象になるという前代未聞の事態」と批判した。安倍首相は2閣僚が辞任した際と同様に、任命者としての「責任を痛感している」とした上で「行政を前に進めることに全力を尽くすことで国民への責任を果たす考えだ」と答えた。
河井、菅原両氏は、疑惑が表面化すると公の場から姿を消し、通常国会が召集された今月20日にそれぞれ議員活動を再開した。国会内での報道陣の取材に対し、「捜査に支障を来す」などとして事実関係について説明していない。
枝野氏は代表質問で「2人は説明責任を果たしたと受け止めているか」と尋ねた。安倍首相は直接の評価を口にせず「一人一人の政治家が自ら襟を正すべきだ」などと述べた。
23日は参院本会議がある。河井氏の妻で、公選法違反容疑で関係者が広島地検の任意聴取を受けている河井案里氏(参院広島)が出席するかどうかが注目されている。(河野揚、境信重)
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