地域ニュース
広島市営基町アパートに集う若者たち 地域支える人材への期待も(2019年12月14日掲載)
広島市中区の市営基町アパートで、若い世代の入居が増えている。市が地域活動への協力を条件に収入の制限をなくすなど、40歳未満の人たちを呼び込む特例制度を設けたのがきっかけ。今年4月以降に12戸の計15人が転入した。今月上旬には、高校卒業まで基町アパートで育った20代の兄弟が戻り、地域を支える人材として住民の期待が高まっている。
ともに会社員の室田北斗さん(24)と宙人(ひろと)さん(24)の双子の兄弟が6日、入居する部屋の鍵を受け取った。3K約42平方メートルの室内を見渡し、北斗さんは「家賃は今まで住んでいた民間賃貸住宅の3分の1。実家があり、顔見知りも多いので暮らしやすい」と話す。
室田さん兄弟は市内の会社に就職後、実家のある基町アパートを離れて暮らしていた。宙人さんは「増えている若い人同士で地域を盛り上げたい」と今後の暮らしに期待を込めた。
基町アパートは約2400戸が入居し、65歳以上の住民の割合が5割近くを占める。市は2015年2月から、若年世帯は通常の基準以上の収入でも入居を認めてきた。今年4月にはさらに、過去に基町に住み、Uターンを希望する人たちを対象に、地域行事などへの参加を条件にして収入の要件をなくした。
特例での入居者は15年以降、室田さん兄弟を含めて計24戸41人に上る。地域の盆踊りや敬老会、体育祭などの準備や片付けに参加する若者も増えた。基町地区社会福祉協議会の徳弘親利会長(78)は「行事に若い人が来てくれるようになり喜んでいる。将来的には自治会の役員を担う人材になってほしい」と願う。
市は基町アパートに隣接する中央公園自由・芝生広場をサッカースタジアムの建設地に選ぶ過程で、地元住民に対して若い世代の入居を促す対策を提示。22年度までに特例での入居を55戸とする方針を示す。市住宅政策課の空田英明・基町住宅担当課長は「さらにPRして、目標を達成させたい」としている。(永山啓一)
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