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上関原発計画にボーリング調査必要 中国電力社長、重ねて強調(2019年11月15日掲載)
2020/1/26 12:56
中国電力の清水希茂社長は15日、上関原発(山口県上関町)の建設に向けた海上ボーリング調査について、活断層の有無を評価するのに必要との見解をあらためて示した。将来的に国のエネルギー政策に原発の新増設が浮上すると見込み、温室効果ガスの削減に重要な電源として建設に意欲をにじませた。
▽非化石電源化へ「不可欠」
東京都内の電気事業連合会であった記者会見で説明した。清水社長は海上ボーリング調査の意義を「活断層かどうかが焦点になるので、データを取っていく必要がある」と強調。中電は14日に始める予定だったが、対岸の祝島で暮らす反対派が漁船を出して抗議し、延期が続いている。「安全に調査できる状態ではない」と述べた。
政府は原発の新増設を想定していないが「再稼働が一定程度出てくれば、新増設についてもいずれ触れられるだろう」と言及。2050年までに温室効果ガス排出量を80%削減する政府目標を挙げ「集中した非化石電源が必要。今の電源構成を考えると新たな原子力が必要になる」と述べた。
再稼働を目指す島根原発2号機(松江市)は、原子力規制委員会による審査が6年近く続いている。想定される最大の地震の大きさ「基準地震動」が昨年2月に確定。同12月からプラント審査が続いている。
清水社長は「新たな議論になるような点は、大きいものは想定していない。理解していただける資料を用意し、説明をきちんとやればスピードアップする」と語った。(境信重)
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