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「尾道城」の解体 年内にも着手(2019年11月22日掲載)

2020/1/26 12:51
JR尾道駅北側の千光寺山の頂上付近に立つ尾道城(上方左)

JR尾道駅北側の千光寺山の頂上付近に立つ尾道城(上方左)

 尾道市の千光寺山頂上付近にある元博物館「尾道城」(同市三軒家町)の解体業者が決まり、年内にも工事に着手することが22日、分かった。建設から55年がたち、老朽化していることから、市が頂上エリアのリニューアル整備と一体で撤去を検討していた。

 鉄骨一部鉄筋4階建ての天守閣風の建物。2〜4階を解体し、基礎部分と一体化した1階部分は残す。年明け以降に本格着工し、2021年1月末までに終える予定。20日に入札があり、市内の解体業者が約1億3千万円で落札した。

 地元経済人が1964年に観光施設として建設し、90年代ごろに閉鎖された。港町として栄えた尾道に城下町の歴史はなく、「誤った歴史を伝える」との声や、屋根の一部が破損するなど老朽化への懸念が上がっていた。

 市は17年3月、千光寺公園頂上エリアのリニューアルとともに、尾道城の跡地にも展望スペースを整備する計画を策定。18年6月に所有者から土地と建物の寄付を受けて市の所有とし、同年度に約770万円をかけて、解体に向けた測量と設計を行っていた。

 解体終了後は、21年度にウッドデッキなどを整備する工事に着手、同年度内の利用開始を目指す。市まちづくり推進課の渡辺千芳課長は「千光寺山西側からも尾道水道や島々を望む景観を楽しめ、一帯を回遊してもらえるように整備する」と話している。(神田真臣)


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