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二葉山 県独自調査「必要ない」 二葉山事業費増額で広島知事が言及(2019年11月26日掲載)

2020/1/26 12:45
二葉山トンネルの工事費増額を巡り、広島市議会への参考人招致を採決した建設委員会。賛成少数で招致を見送った

二葉山トンネルの工事費増額を巡り、広島市議会への参考人招致を採決した建設委員会。賛成少数で招致を見送った

 広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)の事業費が当初の契約額の1・5倍に膨らむ問題で、広島県の湯崎英彦知事は26日の記者会見で、受注業者に対する事業主体の広島高速道路公社(東区)の姿勢について「非常に甘さがあった。不適切な対応があった」と指摘した。一方で、両者の契約の経緯について、県による独自の調査は不要との考えをあらためて示した。

 公社は、受注した共同企業体(JV)から2度にわたって約300億円の見積書の提出を受けながら、最終的に約200億円で工事契約を結んだ。公社が設けた第三者委員会は3月、契約後に事業費を増やす手法を持ち掛けたのが公社で、「事実上の価格交渉など不適切な対応があった」とする報告書をまとめている。

 湯崎知事は「われわれも聞いた時、100億円の隔たりはあり得ないと思った。最初から値段を上げる合意があったと思った」と明かした。その後、公社への聞き取りや報告書を踏まえて「公社は『200億円で工事ができる』と固く信じていたのが事実だ」との考えに至ったという。

 このため、契約前の詳しい公社とJVのやりとりなどについて、県による調査は「現時点では必要ない」とした。その上で「公社が固く信じていたのをうそだと断ずる根拠もない。皆さんが信じがたいという気持ちは分かる。われわれも別に公社を守っているわけではない」と理解を求めた。(樋口浩二)

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