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山口大、全面禁煙へ 「煙不快」学生投書きっかけ 来月から3キャンパス(2019年06月19日掲載)

2020/1/30 22:19
全面禁煙に向けて吉田キャンパスの正門近くに設置された看板

全面禁煙に向けて吉田キャンパスの正門近くに設置された看板

 山口大は7月1日から、全3キャンパスを全面禁煙にする。学内の喫煙スペースから漏れ出る煙に不快感を抱いた中国地方の大学生が匿名で中国四国管区行政評価局に投書したのがきっかけ。同日の改正健康増進法施行に合わせ敷地内から全ての灰皿を撤去する。

 山口市の吉田キャンパスに7カ所、宇部市の常盤キャンパスに3カ所ある喫煙スペースを今月末までに順次なくし正門そばや往来の多い場所に「禁煙」と大きく書いた看板を設置する。禁煙には加熱式たばこも含む。医学部や大学病院がある小串キャンパス(宇部市)は先行して2010年から敷地内が全面禁煙だ。

 「喫煙所から流出する煙で不快な思いをすることがあり受動喫煙による健康被害も心配」。評価局は「中国地方の国立大1年生」から寄せられた投書を基に17年秋、中国地方5県の5大学のうち全面禁煙を導入していない広島、山口、島根の3大学に受動喫煙防止対策の徹底を要請。これを受け山口大は当時31カ所あった喫煙スペースを愛煙家の教員たちの理解を得ながら順次撤去してきた。広島大は12月末までに、島根大は22年4月をめどに敷地内の全面禁煙化を予定する。

 改正法では屋外で必要な分煙措置を取った場合は例外的に喫煙場所の設置が認められているが、労務担当の田中和広副学長は「抜け道は一切認めない」と話している。(門脇正樹)

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