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「今さら降っても・・・」積雪を前に嘆き節 今年の雪不足、スキー場には「災害」

2020/2/17 21:31
運営会社が事業停止したスキー場アサヒテングストン

運営会社が事業停止したスキー場アサヒテングストン

 浜田市内唯一のスキー場、アサヒテングストン(旭町)の事業停止が明らかになった17日、スキー関係者や地元住民からは地域の活力低下や、競技人口への影響などを不安視する声が上がった。

 昨晩からの寒波で、前日までゼロだった積雪が20センチとなった同スキー場のゲレンデ。「今になって降っても」。運営するユートピア・マウンテンリゾートの木村宏一社長(59)は恨めしそうに話す。今年の雪不足は深刻で、今シーズンの営業日はゼロだった。

 浜田市スキー連盟事務局の竹田進吾さん(45)は「今年の雪不足はスキー場にとって災害レベル。浜田で唯一のスキー場がなくなるのは残念」と肩を落とす。

 選手権や講習会などで利用する島根県スキー連盟(出雲市)は、中止や会場変更を余儀なくされた。坂本偉健(いたる)事務局長(56)は「スキー人口がさらに減り、地域のスキーヤーの技術力も落ちる」と悔しがる。

 地元で約30年前から民宿を営む女性(87)は「今年は常連客もキャンセルが相次いだ。若い人が地域から減った上に暖冬の影響で雪が降らないからこうなってしまったんだろうか。誰かが引き継ぐのか、今後どうなるかが心配」と話した。(梨本晶夫、下高充生)

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