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イケア出店、広島駅周辺の集客力向上 再開発の呼び水の可能性(2013年06月21日掲載)

2020/2/21 14:41
イケアが落札した二葉の里地区の土地。奥は建設中のイズミ本社ビル

イケアが落札した二葉の里地区の土地。奥は建設中のイズミ本社ビル

 スウェーデン発祥の家具量販大手のイケア(IKEA)が広島市東区の二葉の里地区に出店することで、JR広島駅周辺の集客力は一気に高まる。広島の玄関口の商業機能が高まり、周辺の再開発の呼び水になる可能性もある。

 イケア・ジャパン(千葉県船橋市)によると、これから土地利用の検討に入るため、出店時期や建物の構造などは「全く未定」という。中四国地方では初出店で、全国9店目となる。

 広報部は「駅に近い立地が魅力。再開発が進んでいる点も進出を決めた重要な要素だ。遠くからの集客も見込めるが、まずは広島の皆さんの支持を得たい」と説明する。

 イケアは1943年の創業。自分で組み立てる低価格の家具のほか、キッチン用品や文房具、雑貨などデザイン性と機能性を重視した商品を扱う。フードコートや子どもが遊べるスペースも備え、家族連れの利用も多い。

 地元百貨店の関係者は「これまで広島になかった小売りの業態なので、中区紙屋町・八丁堀など中心市街地にもにぎわいの効果を見込める」と期待する。

 二葉の里地区では、地場流通大手のイズミ(広島市南区)が今秋に本社を建設して1階にスーパーを開く。JR西日本広島支社は保有地をオフィスや文化施設など幅広く活用する考えを示しており、今後も都市機能が高まりそうだ。

 駅に近いマツダスタジアムの隣には3月、米国系の会員制大型スーパーのコストコが開業した。中四国唯一のイケア、コストコの2店がそろい、駅周辺の商圏は大幅に広がる。

 一方、地元にはイケアの出店に伴う渋滞を懸念する声もある。駅周辺の混雑対策や街並みに配慮した開発も求められる。(榎本直樹)

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