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本因坊秀策「耳赤の一手」の棋譜展示 尾道市因島

2020/3/14 22:19
「耳赤の一手」の棋譜を手にする木村館長

「耳赤の一手」の棋譜を手にする木村館長

 本因坊秀策(1829〜62年)の遺品で「耳赤の一手」として語り継がれる対局の棋譜の展示が14日、尾道市因島外浦町の本因坊秀策囲碁記念館で始まった。市内では初公開となる。

 4段だった秀策が1846年、8段の井上幻庵因碩(げんあんいんせき)と指した対局。中盤の127手目、中央付近に置いた石が「一石三鳥」となり、逆転勝ちした。幻庵は秀策の妙手に動揺し、耳が赤くなったと伝わる。

 棋譜は縦30センチ、横22センチの3枚つづり。本因坊の跡目となる前の「安田秀策」の名が表にある。幻庵との5局が記され、秀策が「耳赤の一手」を含めて3勝している。市文化振興課は、筆跡から秀策の直筆とみる。

 先祖が秀策と親交のあった市民から借り受けて常設展示する。木村修二館長(69)は「伝えられる通りの5局で感動した。熱心な囲碁ファンに見てほしい」と話している。

 幼少から支援を受けた尾道の豪商、橋本吉兵衛に宛てた手紙も展示する。午前10時〜午後5時。火曜休館。同館=電話0845(24)3715。(森田晃司)

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