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次世代新幹線、22メートルの長鼻 JR東日本、試験車両公開

2020/3/25 15:05

長い鼻が異彩を放つアルファエックスの先頭車両

 約22メートルの長い「鼻」が異彩を放つ。日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で、2019年2月に報道公開された新幹線の新型試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の先頭車両。JR東日本が東北・北海道新幹線の新車両を研究するために開発した。銀色の車体の側面に緑の帯が「X」に交わるデザインが近未来の乗り物を思わせる。

 鼻は初期の新幹線の車両に比べて半世紀で約4倍の長さに伸びた。流線形の曲線で風を流れやすくし、高速でトンネルに入った時の衝撃音を抑える狙いがある。ただ、JR東の担当者は「鼻が長いほど騒音はなくせるが、座席数が少なくなる」と悩みを明かす。側面を見ると、窓が三つだけだった。快適な居室性と大量輸送のバランスを取るのは難しい課題のようだ。

 アルファエックスは国内最速の時速360キロで5月以降に東北新幹線で試験走行。日立が7〜10号車、川崎重工業が1〜6号車を製造した。もう一方の先頭である1号車の鼻は約16メートルで現行の車両とほぼ同じ。試験でどんな鼻に決まるのか。鉄道ファンだけでなく地元の工場も鼻息荒く結果を待ちわびる。


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