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新型車デビュー、アストラム【動画】

2020/3/26 22:33

出発地の本通に向かう新型車両(26日午前10時12分、広島市安佐南区)

 広島市中心部と郊外を結ぶアストラムラインで26日、新型車両1編成(6両)がデビューした。初日は本通(中区)から広域公園前(安佐南区)までの全線で片道1便を臨時運行。27日から平日のラッシュ時の通常ダイヤに組み込む。

 新型車両は、車体を従来の鉄製からアルミ製に変更して軽量化した。車内は白と黒を基調とし、仕切りドアをガラスにするなど開放感ある空間に。1人当たりの座席幅は3センチ広げ、乗降口も広くした。これまで一部の車両にしかなかった車いすやベビーカー用のスペースを全ての車両に設け、空調機能も改善させた。

 初運行のこの日は午前11時、臨時便が本通駅を出発。乗客は車内を見渡しながら、写真を撮っていた。安佐南区の会社員宮崎晃一郎さん(54)は「座席は前より座りやすく、車内にモニターもあって都会的。子どもがアストラムを好きなので、写真を見せてあげたい」と喜び顔だった。

 アストラムラインは、広島アジア大会の2カ月前となる1994年8月20日に開業。車両は新交通システムの一般的な耐用年数である20年前後を超え、部品調達も難しくなったとして、運行する広島高速交通(安佐南区)が更新を決めた。

 全24編成(144両)の入れ替えは、2024年度末までにかけて段階的に進める。当初は31年度までの間で2期に分けて予定していたが、17年度に債務超過を解消し、乗客者数も増加傾向のため、前倒しを決めた。同社は「快適な車内をぜひ体感してほしい」と呼び掛ける。(加納亜弥)


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