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サッカー場基本計画決定 広島市・県・商議所、24年開業へ

2020/3/30
サッカースタジアムの建設予定地の中央公園自由・芝生広場(手前)

サッカースタジアムの建設予定地の中央公園自由・芝生広場(手前)

 広島市中心部の中央公園自由・芝生広場(中区)へのサッカースタジアム建設で、市と広島県、広島商工会議所は30日、トップ会談を中区で開き、基本計画を決めた。「街なかスタジアム」として、年間を通じてにぎわいのあるスポットづくりを掲げており、2024年の開業を目指す。

 計画によるとスタジアムは芝生広場の西側に置き、3万人規模を収容する。全ての席を屋根で覆い、ピッチの芝生部分には太陽光が当たるようにする。

 東側は広場エリアと位置付ける。健康や子育てをテーマに、民間事業者を軸に開発を進める。具体例にはランニングコースや温浴施設、カフェなどを挙げた。

 会合で、松井一実市長は「県民、市民が誇りを持ち地域と調和するスタジアムにする」と強調。湯崎英彦知事は「事業者を選ぶ条件設定が重要になる」と説いた。会合後、オブザーバーで参加したJ1サンフレッチェ広島の久保允誉会長は「選手の意見も取り入れ、魅力を高める」と語った。

 総事業費は230億〜270億円。市は企業の寄付を有力な財源とみており、商議所は20年度から会員企業などに寄付を募る。具体的な時期については、池田晃治会頭が会合後、「新型コロナウイルスの影響を踏まえてタイミングを見極める」と説明した。

 基本計画は1月末に作成した素案を基にする。市民や団体から寄せられた305件の意見を参考に、「障害者・高齢者・小さな子ども連れが快適に過ごせる施設」と明記するなどした。(新山創)
 <関連記事>サッカー場基本計画の現状と課題は


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  • サッカースタジアムの基本計画を決めた会議を終え、取材に答える左から湯崎知事、松井市長、池田会頭、久保会長(撮影・田中慎二)

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