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「ニックス」3園廃園へ 保育士一斉退職、全園児は転・退園

2020/4/1
府中町に廃止届が出された保育園「ニックストゥモローランド府中」

府中町に廃止届が出された保育園「ニックストゥモローランド府中」

 広島市東区の企業「ニックス」が広島県府中町と同市西、佐伯区の3カ所で運営する保育園「ニックストゥモローランド」の保育士が3月末で一斉退職した問題で、同社がニックストゥモロー3園の休廃止届を府中町などに届け出たことが1日、分かった。ニックスは保育事業を続けず、3園とも閉じる方針でいる。

 ニックストゥモローランド府中(府中町)については、同社の3月31日付の園の廃止申請を踏まえて同町が1日付で認可を取り消した。町や同社によると、今回の問題を受けて、転園や退園を希望する保護者が相次ぎ、園児がいなくなったことが主な理由という。同社は、広島市内の2園についても内閣府所管の児童育成協会(東京)に休止届を出した。

 ニックストゥモローランド府中に今月以降も通う予定だった、町内外の園児14人は町内の別の保育所の協力もあり、全員の転園や退園が決まっている。広島市内の2園に通う予定だった計4人も全て転園か退園が固まっているという。

 保育士が一斉に退職する背景には、園児に出す食事のアレルギー対策など同社の対応に問題があったことなどが指摘されている。このため、府中町は3月に立ち入り調査を実施したが、「指摘された問題点を裏付けることはできなかった」としている。

 ニックスの西川吉三社長は「保護者の皆さまには、ご迷惑をお掛けし、大変申し訳ない。問題があればすぐに改善するとの姿勢で運営してきたが、このような形になり残念。今後、保育事業は続けない」と話している。(石井雄一)


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