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新入職員全体式なく発進 広島県・広島市、動画や文書で訓示

2020/4/1
湯崎知事のメッセージ動画を視聴する県の新入職員(撮影・河合佑樹)

湯崎知事のメッセージ動画を視聴する県の新入職員(撮影・河合佑樹)

 2020年度が始まった1日、広島県内の官公庁は新入職員を迎えた。新型コロナウイルスの感染予防で、県は全体の辞令交付式を開かず、広島市も配属先の23カ所で分散して開催。例年以上に住民の命と安全を守る緊張感に包まれた中で仕事をスタートさせた。

 県は19年度と比べて61人多い224人を採用し、配属先で辞令を交付した。県イノベーション推進チームでは原田英樹担当課長が2人に渡した。松山雄太さん(22)は「全体で集まれずさみしいが、県職員になるのに変わりない。県を産業で活気づける」と誓った。

 湯崎英彦知事は県庁講堂での年度初めの訓示に代わり、庁内ネットワークで動画を配信した。「県庁の行動と成果の真価が問われる時。県民の負託と信頼に応えよう」と呼び掛けた。

 広島市は31人少ない286人が入庁。市役所講堂での全体式をやめ、各局や区役所などで開いた。市企画総務局では窓を開けたままの応接室に新入職員9人が2メートル間隔で並び、手島信行局長から辞令を受けた。

 松井一実市長のメッセージは文書で配られた。西日本豪雨を機に防災に携わろうと入庁した市法務課の大地観寿さん(23)は「式がないのは残念だが予防には最善。市民に寄り添う職員になる」と意気込んだ。(宮野史康、新山創) 

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