地域ニュース

密集避けて世羅キャンプいかが 休校・催し自粛で利用件数50倍も

2020/4/1
せら香遊ランドのキャンプスペースで1泊し、朝のだんらんを楽しむ家族連れ

せら香遊ランドのキャンプスペースで1泊し、朝のだんらんを楽しむ家族連れ

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人が密集しにくく、ストレス発散できるとして、広島県世羅町内のキャンプ場利用客が急増している。学校の臨時休校やイベント自粛などが本格化した3月は、昨年同月比で利用件数が50倍になった施設も。町などは安心して過ごせるよう、施設の消毒徹底や比較的利用が少ない平日の来場を呼び掛ける。

 町中心部から車で10〜15分ほどにある同町京丸のレクリエーション施設せら香遊(こうゆう)ランド。6区画あるオートキャンプ場やフリーサイトは、昨年3月は1件の利用しかなかったのに今年は54件に一気に増えた。

 家族5人でテントを張った広島市安芸区の公務員木坂翔太さん(36)は「子どもが外出しづらい状況が続き、人が密集しない場所を探していた。たまったエネルギーを自然の中で発散してほしい」と話す。

 同町黒川のせらにし青少年旅行村は、オートキャンプ場利用者数が昨年3月の17人から今年は137人と約8倍に。利用増により区画を増やしたものの、3連休の20〜22日は入場を断るケースもあったという。

 同町小谷の芦田湖オートキャンプ場も、昨年3月の6・4倍の283人が押し寄せた。芝生の広場などがある同町黒渕のせら夢公園も来園者が増えているという。

 町内は花観光農園が開園し、本格的な観光シーズンを迎える。町は感染拡大防止のため、施設などに消毒の徹底を求める一方、利用者にも密集を避けるなど注意を呼び掛ける。

 町商工観光課の前川弘樹課長は「できれば平日に訪れてもらうなど利用者の分散を図り、安心して楽しめる環境を整えたい」と話している。(神下慶吾) 


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧