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マスク配布へバンクを創設 府中市、社協通じ材料→団体・個人手作り

2020/4/11

 新型コロナウイルスの感染拡大により介護などの現場でマスクが入手困難な状況を打開するため、府中市は10日、手作りマスクを届ける「府中マスクバンク」を創設すると発表した。市社会福祉協議会を通じて、市内の団体や個人に布製マスクの材料を提供。作ってもらった完成品を市内の施設などへ配る。

 バンクの窓口は、来週初めに市社会福祉協議会(広谷町)と同上下支所(上下町)に設置。市はガーゼやゴムひもを用意し、市社協を通じて製作に協力してもらえる団体や個人に呼び掛ける。協力者には事前に、名前や連絡先などを記入しバンクへ登録してもらう。完成品を受け取った後、市内の介護施設や保育所の要望を聞き取り、順次配る。

 市の備蓄マスクは10日現在で約1万2400枚あり、全て使い捨て用。新たなマスクがなかなか確保できない中、町内会や学校関係の団体がマスク製作を市に申し出たためバンクの創設を決めた。

 市は、マスクの材料調達のため縫製業が集まる同市や福山市の企業に提供や製作を要請している。10日時点で4千枚分の材料がそろった。府中市健康福祉部の唐川平部長は「市民の善意に背中を押され、バンク創設を決めた。市全体で困っている人を助け合い、マスク不足を少しでも補いたい」と話す。(野平慧一)

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