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誹謗中傷「調査の障害」 広島知事、新型コロナ感染拡大で訴え

2020/4/14 7:25

 広島県内で新型コロナウイルスの感染者が急増する中、湯崎英彦知事が、感染者や対応する医療スタッフに対する誹謗(ひぼう)中傷を慎むよう、県民に繰り返し訴えている。感染経路や接触者を特定する調査での「最大の障害」と指摘。「県民一人一人の思いやりと良識ある行動が感染拡大を防ぐ」と呼び掛ける。

 13日の記者会見での「県感染拡大警戒宣言」では、県民への要請の一つに「感染者、医療関係者やその家族を誹謗、中傷、差別するのは絶対にやめてほしい」との内容を盛り込んだ。

 湯崎知事が問題視する一つは、感染者のプライバシーをインターネット上で明かす行為。ネット上では感染者を特定しようとしたり、個人を中傷したりする内容の書き込みがある。

 県は感染者が判明した場合、発症した日から最大14日さかのぼり、立ち寄った施設や接触した人を調べている。湯崎知事は10日午後や12日未明の記者会見で、こうした行動が「感染者の心を閉ざす」などとして、たびたび注意喚起した。

 感染者と向き合う医療スタッフに対しても、差別的な言動があるという。湯崎知事は「感染拡大を防ぐ活動の妨げになり、かえって感染を広げる結果になりかねない」と強くけん制。併せて、感染者が利用するなどしていて、名称の公表に協力した施設には謝意を示している。(宮野史康) 

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