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【スポーツ人トーク】ダイソー女子駅伝部 岩本真弥初代監督(53)(2019年3月22日掲載)
大創産業(東広島市)が4月に創部する「ダイソー女子駅伝部」の初代監督に、広島・世羅高陸上部監督の岩本真弥氏が就任する。低迷していた同高を再建し、全国高校駅伝で男女計6回の優勝を飾った「名将」。新たな挑戦を決めた理由や今後の抱負などを聞いた。
▽新たな挑戦への抱負 効率的練習、垣根つくらず
―世羅高監督を15年間務めました。昨年の都大路で男子は準優勝。迷いや未練はなかったですか。
引き際を誤り、チームがボロボロになって若い人に引き継ぐのは嫌だった。そう考えていた2年前にダイソー監督の話をいただいた。当時は後任や引き継ぎなどの課題があったが、大工谷(秀平コーチ)が教員に採用されてめどが立った。若くてもコーチの経験は長い。今年は男女ともチーム状態が良く、都大路でも優勝を狙える。移るステージもタイミングも場所(出身地の東広島市)も一番いいと判断した。
―指導方針は世羅高時代と変わりますか。
教える「ティーチング」から、自分で取り組みを考える「コーチング」へ。さらに、もう1ランク上の指導にしていきたい。いずれは自分でレースや練習の計画を立てられる選手になってほしい。チームでは全日本実業団対抗女子駅伝を目指すが、それぞれは別の答えを出せるように。指導陣も目標を共有し、サポートしていく。
―具体的な取り組みは。
長距離は30、40年前から指導方法が変わっていないと思う。特にマラソンは40キロ、30キロを何本か走ったら成果が出ると。でも時代は変わっている。例えば従来の半分の距離で対応できるような、効率的な練習を追求したい。絶対にできないと言われるだろうが、挑戦する価値はある。
いろいろな企業や大学とも連携し、新しいアイデアも取り入れたい。男子の実業団と合同練習してもいい。垣根をつくらずに学んでいければいい。
―選手勧誘の展望は。
現実的には中国、四国地方の選手が中心になると思う。地元の中高生が憧れ、行きたいと思えるチームにならなければいけない。そのために選手寮のトレーニング設備や食事、待遇面などを充実してもらった。フィジカルやメンタルのトレーナーもいる。大学生にもアプローチしていくし、チャンスがあれば海外出身の選手も取りたい。
―3年後に全日本実業団対抗女子駅伝の予選会に出場、5年後に予選突破、10年後に優勝の目標を掲げました。
しっかり戦えるチームになるために、3年の準備期間を考えている。心配もあるが、楽しみもたくさんある。自分自身もゼロから、面白いチャレンジができると思っている。(加納優)
いわもと・しんや 東広島市出身。世羅高では3年連続で全国高校駅伝に出場し、3年時は4区区間賞。福岡大卒業後、中学教諭を経て2004年に母校の男子監督に就任した。10年度からは女子監督も兼任し、15年の都大路では史上2校目の男女同時優勝を達成。男女で計6回の優勝と全国屈指の実績を持つ。3月末で教員を退任し、4月からダイソー女子駅伝部監督を務める。
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