• トップ >
  • トピックス >
  • 案里氏秘書側「ほう助犯」主張、連座制回避狙いか 起訴内容は認める 車上運動員買収事件第2回公判

トピックス

案里氏秘書側「ほう助犯」主張、連座制回避狙いか 起訴内容は認める 車上運動員買収事件第2回公判

2020/5/19 14:36

初公判を終え、広島地裁を出る立道被告(4月20日)

 自民党の河井克行前法相(57)=衆院広島3区=の妻案里氏(46)=参院広島=が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区で、法定を超える報酬を車上運動員14人に払ったとして公選法違反(買収)の罪に問われた案里氏の公設第2秘書立道浩被告(54)=広島市安佐南区=の第2回公判が19日、広島地裁であり、立道被告は起訴内容について「認めます」と述べた。

 【動画】案里氏、初当選で語った決意

 弁護人は、報酬金額の決定に関与していないことなどから「正犯でなく、ほう助犯が成立するに過ぎないことを主張する」と述べた。案里氏の当選を無効にする連座制を適用できない罰金刑を求める狙いとみられる。

 広島地検は立道被告が遊説責任者だったとし、連座制対象の「組織的選挙運動管理者」に当たるとして、迅速に裁判を進める「百日裁判」を申し立てている。同法違反罪の法定刑は3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金。立道被告が罰金より重い禁錮以上の刑が確定すれば、広島高検が案里氏の当選無効などを求めて行政訴訟を起こし、高検が勝訴すると案里氏は失職する。

 起訴状によると、立道被告は昨年7月19〜23日ごろの間、克行氏の政策秘書高谷真介被告(43)=同法違反罪で起訴=らと共謀し、車上運動員14人に公選法の上限を超える報酬計204万円を渡した疑い。関係者によると、報酬は上限の2倍の1日3万円で、参院選公示前に党本部が夫妻側に提供した1億5千万円が原資になっていたという。

 検察側の冒頭陳述によると、立道被告は参院選公示前の昨年6月中旬、車上運動員の管理を含めた遊説全般の責任者となり、遊説ルートを立案して行程表を作成。陣営の会計担当者に日額3万円での支払いも指示したという。

 公選法は連座制適用の可能性がある場合、起訴から100日以内に一審判決を出すよう努めると規定。立道被告は3月24日に起訴されており、7月1日までに判決が出るとみられる。

 関連記事「『逃げ得』の国会議員 危機対応任せられない」

 関連記事「案里氏、違法の認識『ないです』」

 関連記事「違法報酬、党資金が原資か」


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧