米軍岩国基地、登校自粛を6月8日解除 新型コロナで方針
2020/5/20 20:35
米軍岩国基地(岩国市)は、新型コロナウイルス感染防止のため所属の軍人や軍属たち全ての基地関係者に通知していた子どもの市立小中学校への登校自粛を6月8日に解除する方針を明らかにした。
基地は19日夕、公式フェイスブックを更新。日本国内での新たな感染者数の減少などを挙げ「前向きな兆候が数多く見られる」とし基地関係者の行動規制を段階的に解除する考えを示した。20日以降、基地内の飲食店の利用や教会の再開を進め、学校への通学は6月8日から許可するとした。
基地の空母艦載機部隊の一部は同日から硫黄島(東京都)で陸上空母離着陸訓練(FCLP)をする予定。現状の警戒レベルは「部隊が飛び立つまで維持する」としている。近隣で感染者が出た場合は解除の日程を変更する可能性があるとも強調している。
市教委は感染予防のために休校していた全46小中学校を7日に再開。一方で14日時点で登校していない児童生徒が192人おり、市教委は多くが基地からの要請が理由とみている。
市教委は18日、中国四国防衛局を通じ子どもの学習機会を保障するよう基地に申し入れた。林孝志学校教育課長は「解除の時期が示されたのは前進だが、基地には引き続き一日でも早く全員が登校できるよう求める」と話した。(永山啓一)
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