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三次の妖怪博物館、2カ月半ぶり再開 アマビエ関連「尼彦」資料も

2020/5/21 21:11
妖怪をかたどった136体の木像に見入る来館者

妖怪をかたどった136体の木像に見入る来館者

 新型コロナウイルスの影響で3月4日から臨時休館していた妖怪博物館(三次市三次町)が21日、約2カ月半ぶりに開館した。延期していた企画展も併せて開幕。疫病退散の言い伝えがある予言獣「尼彦(あまびこ)」の資料を展示するなど、巻き返しにアピールを強める。

 企画展「妖怪のかたち 魔像三十六体と百体の謎」(10月12日まで)は、江戸時代後期に作られた妖怪をかたどった木製の立像36体と座像100体を展示。明治初期の廃仏毀釈(きしゃく)で廃寺になった福島県いわき市の寺にあった木像との伝えがある。

 厚生労働省が新型コロナの感染防止を呼び掛けるキャラクターに起用する「アマビエ」とつながりがあるとされる「尼彦」の関連資料は、江戸から明治時代に描かれた3枚の絵を展示。日向(宮崎県)や肥後(熊本県)に出没し、疫病だけでなく豊作を予言した―などと特徴を紹介している。

 同館は、昨年4月26日の開館から5カ月足らずで初年度目標の来館者10万人を超えるなど好調な滑り出しだったが、現在は、妖怪が画面上で動く仕掛けで親子連れに人気の「妖怪遊園地」を閉鎖した状態での再開。外出自粛が続いている影響もあり、この日の来館者はまばらだった。

 同館は、「阿磨比古(あまびこ)」をあしらった特製のしおりを先着300人に配るなどして集客に知恵を絞っている。

 この日は、奥田元宋・小由女美術館(東酒屋町)も約1カ月ぶりに開館。「原爆の図」で知られる広島市安佐北区出身の画家、故丸木位里の作品を集めた企画展の開催時期は「調整中」という。三良坂平和美術館(三良坂町)、美術館あーとあい・きさ(吉舎町)は20日から、はらみちを美術館(君田町)は17日から開館している。(石川昌義)

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  • 予言獣「尼彦」を描いた江戸時代の絵。肥後(熊本県)に出没したとされる(妖怪博物館提供)

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