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広島県教委、県立校生に家庭学習の機器を無償貸与 新型コロナ対策、PCや無線LAN

2020/5/22 11:01

 新型コロナウイルスの緊急対策で、広島県教委は県立学校の生徒に、ノートパソコン(PC)や無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」の通信機器の無償貸し出しを始めた。自宅で通信環境が整っていない児童・生徒を対象にする。今月末までの臨時休校期間中、各校がオンライン学習に取り組んでおり、学習機会に差が出ないよう支援する。

 PCとワイファイルーターを大型連休明けから、学校を通じて子どもへ個別に貸し出している。各学校は新型コロナによる臨時休校の期間中、家庭学習をしている子どもへの課題配信や質疑応答、健康状態の把握などをオンラインで進めており、県教委はそれを支える基盤と位置付ける。

 県教委の4月の調査によると、全ての児童・生徒約4万4千人のうち、スマートフォンを持っていないか、自宅に容量無制限のワイファイがないのが、それぞれ12%前後いた。この結果を踏まえて、PCとワイファイルーターは各5千台を用意する計画でいる。

 県教委は昨年夏、オンライン学習を進める土台として、クラウドサービスを使って学習支援ができる環境を、全ての県立学校計103校に整えた。臨時休校が終わった後も、学校の規模によっては分散登校や時差登校が続くとみており、学習環境の整備を急ぐ。

 新型コロナ対策を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算に、事業費8億8800万円を計上した。県教委学校教育情報化推進課は「PCやルーターは全国的に需要が高まっており、調達が難しい状況ではあるが、少しずつでも確保して対応したい」としている。

 学校での通信環境については、全校で有線LANとワイファイを組み合わせた大容量の高速通信網の整備を計画している。19年度一般会計補正予算で計30億9千万円を確保した。これとは別に県立高35校は、4月の新入生全員に保護者負担(6〜8万円)で情報通信技術(ICT)端末を1人1台持たせる取り組みを始めており、7月までに順次そろえるという。(久保友美恵)


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