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妖怪アマビエとは

2020/5/31 11:00
江戸時代後期に描かれた「予言獣 尼彦」(妖怪博物館提供)

江戸時代後期に描かれた「予言獣 尼彦」(妖怪博物館提供)

 アマビエとはどんな妖怪なのか。京都市の京都大付属図書館が所蔵する弘化3(1846)年の瓦版には、長い髪の半人半魚が描かれる。さまざまな言い伝えがあり、海から現れたアマビエが豊作や疫病を予言、自分の姿を書き写して人々に見せると難を逃れる、という。

 予言獣の「アマビコ」が前身とする説もある。三次市の妖怪博物館によると、この瓦版より前に「尼彦」「天彦」などアマビコの名で描かれた絵が現存し、サルや鳥を思わせるデザインもある。アマビエは「アマビコ」を書き写すうち、「コ」を「エ」と誤記して広がったとの見方が強い。

 同館の吉川奈緒子学芸員(38)は「不安な時代こそ妖怪のような存在がシンボルとなり、人々の心を照らす力を発揮するようです」と語る。江戸から明治時代に描かれたアマビコの絵を館内で公開中だ。

 関連記事「三次の妖怪博物館、2カ月半ぶり再開 アマビエ関連「尼彦」資料も」

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