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【#輪になれ広島】切り花1万5千輪、池に咲く 業者企画、まず広島市西区の太光寺

2020/6/3
太光寺の池の水面を埋める色とりどりの花々=広島市西区(撮影・荒木肇)

太光寺の池の水面を埋める色とりどりの花々=広島市西区(撮影・荒木肇)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で需要が減り、行き場を失った生花を活用し、広島県内のさまざまな施設を彩る取り組みが始まった。県花き商業協同組合(広島市西区)などが企画し、第1弾として太光寺(西区田方)の池に約1万5千輪の切り花を浮かべた。組合関係者は「自粛ムードの中、花で潤いを感じてほしい」と願う。

 約1600平方メートルの池の水面をガーベラやカーネーションなどが彩る。風が吹くと、カラフルなモザイク模様が表情を変える。訪れた家族連れたちは、散策したり記念写真を撮ったりして楽しんでいる。展示は5日までで、無料。

 感染拡大の影響で多くのイベントが中止・延期になり、花の生産者や生花店は苦境に立つ。今回の取り組みは市民に花を楽しんでもらうとともに、新たな需要を掘り起こそうと企画。今月末にかけて県庁や広島、呉、廿日市の各市役所、JR広島駅など約20カ所を彩る。新型コロナに対応している医療機関にも花を贈る予定。農林水産省が新設した補助金を活用する。

 展示に協力した同寺の長谷川聖学(しょうがく)住職(36)は「みんなで協力して苦境を乗り越えようと頑張ることが広島を元気にする」。組合とともに取り組む市中央卸売市場の荷受会社、花満(西区)の和田由里相談役は「花で多くの人を笑顔にし、業界も盛り上げたい」と話す。(城戸昭夫) 

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