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「アベノマスク」寄付続々 山口の自治体などに

2020/6/11 19:19
「届きましたか?アノマスク」と寄付を呼び掛ける山口市のさぽらんて

「届きましたか?アノマスク」と寄付を呼び掛ける山口市のさぽらんて

 山口県内でも配布が進む「アベノマスク」と称される政府の布マスクについて、「不要なら寄付を」と呼び掛ける自治体や市民団体に続々とマスクが届いている。岩国市には市内で配布が始まった直後の5日からの6日間で243枚。市は新たに専用ポストを設けて募っている。

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 全国的なマスク不足を受け、市は4月から未使用のマスクの寄付の呼び掛けを始めた。政府のマスクの配布とともに市の窓口を訪れる寄付希望者が増加。市が6月9日に市役所1階の総合案内などに「善意のマスクバンク」と書いた専用のプラスチック製の箱を置くと、この日だけで90枚近く寄せられたという。集まったマスクは医療機関や介護、保育施設に届ける。

 県内では5月下旬からマスクが店頭に並んでいる。アベノマスクの不要論が広がる中、政府は感染拡大の第2波に備え家庭で保有するよう求めている。危機管理課の賀屋和夫課長は「積極的には呼び掛けにくいが、家庭に備蓄があり捨てるぐらいなら活用させてほしい」と協力を求めた。

 山口市のNPO法人が運営する市民活動支援センター「さぽらんて」も「届きましたか?アノマスク」とのボードを掲げ寄付を呼び掛ける。ネットで見た東京や北海道の人からも寄せられ約450枚が集まった。渡辺洋子センター長は「子育て支援団体などを通じ今後も届ける」と話す。一方、センターには「安倍首相からせっかくもらったマスクを募るなんて」と抗議の電話などもあるという。

 周南市も市役所や総合支所など20カ所に寄付ボックスを設置して寄付を呼び掛けている。

 厚生労働省によると、県内で配布予定の約70万世帯のうち8日時点で7〜8割で配布が完了。15日ごろ全世帯に配り終えるという。(永山啓一、原未緒) 

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  • 岩国市役所に設置されたアベノマスクの寄付専用のポスト

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