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【#輪になれ広島】学生も飲食店も支援 若者グループがCF、食事券買い取り

2020/6/11 21:30
CFサイトに掲げたイラストを手に寄付を呼び掛ける林さん(左から2人目)たち

CFサイトに掲げたイラストを手に寄付を呼び掛ける林さん(左から2人目)たち

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に立つ飲食店などとアルバイトの収入減に苦しむ大学生たちを支援するため、広島市内の若者グループがクラウドファンディング(CF)を活用して寄付を募っている。店の食事券などを買い取り、店の仕事を手伝った学生に贈る取り組みを考案し、その資金にする。「学生に働く場を提供してくれる店と学生の双方の力になりたい」と協力を呼び掛けている。

 グループは広島経済大3年林晟矢(せいや)さん(21)=安佐南区=がアルバイト先のカラオケ店の仲間4人とつくる「ひろしまもみじの手プロジェクト」。

 寄付はCFサイト「キャンプファイヤー」で募っている。計画では、集めた資金で市内の店で使える食事券や商品券などを購入。支援を希望する学生にグループが提携する店をボランティアで手伝ってもらい、活動時間に応じた枚数の券を配る。店側の人手不足の解消にもつなげる考えだ。今月末まで150万円を目標に募る。

 グループのメンバーも収入減に苦しむ。アルバイト先は4、5月は休業。メンバーの1人で、学費と生活費をアルバイトで賄う広島国際大4年安原直也さん(23)=東区=は収入が途絶え、貯金を切り崩して暮らす。「このままでは勉強や就職活動ができない」と苦悩する。

 グループは同世代の状況を探るため、5月初旬に会員制交流サイト(SNS)などを通じて広島県内の大学生や専門学校生たちへのアンケートを実施。回答した200人のうち、146人(73・0%)が収入が減ったとし、175人(87・5%)が今後の生活を「不安」と答えた。同世代の苦境が浮かび上がり、取り組みを急ぐきっかけになった。

 林さんは「小さな取り組みだけれど、広島の街ににぎわいや笑顔が戻るよう力を尽くしたい」と力を込める。寄付の方法はCFサイトで案内している。プロジェクト名「ひろしまの収入がなくなった学生達を救おう」と検索すると閲覧できる。(奥田美奈子) 


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