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声援送れる幸せ「やっと」 プロ野球開幕、PVやバーで密避け観戦

2020/6/19 22:57
スポーツバーで距離を取って応援するカープファン=19日午後7時41分、広島市南区(撮影・川村奈菜)

スポーツバーで距離を取って応援するカープファン=19日午後7時41分、広島市南区(撮影・川村奈菜)

 ファンが待ちに待ったプロ野球が19日、約3カ月遅れで開幕した。広島東洋カープの本拠地マツダスタジアム(広島市南区)では、横浜スタジアムでのDeNA戦のパブリックビューイング(PV)が行われた。市内のスポーツバーなどにもファンが集い、カープの今季初勝利に酔いしれた。新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中、ファンたちは新たな観戦スタイルを模索しながら、プロ野球のある「日常」をかみしめた。

 広島テレビが主催したマツダスタジアムでのPVには、抽選で当たった広島県内の約750人が来場。検温と手の消毒を済ませると、1列ずつ空けた席に座り、スコアボードの大型映像スクリーンに映る選手のプレーを満喫した。「無観客でも球場で野球を見られる喜びは格別」。夫婦で訪れた会社員地西信二さん(57)=安佐北区=はマスク越しに笑顔をのぞかせた。

 九回表、大瀬良大地投手、新外国人のピレラ外野手が連続ホームランを放った。ファンは自分の席に座ったまま万歳したり、近くの客と「エアーハイタッチ」をしたり。父親に連れられ、初めてスタジアムに訪れた小学6年信原功雄君(11)=安佐南区=は「早く満員になった球場で応援を楽しみたい」と願った。

 スタジアム近くにあるスポーツバー兼ゲストハウス「RED HELMET(レッドヘルメット)」。コロナ禍で休業中だが、開幕戦を地元ファンと盛り上がろうと無料開放した。

 大型スクリーンを備えた店内の席数は従来の半分の13席。ファンは互いの距離を意識しながら観戦を楽しんだ。会社員在間隆浩さん(51)=東区=は「無事に開幕を迎えられて安心した。互いに近寄って喜び合えないのはちょっと寂しい」。

 スポーツバー「KeMBY’s Brew Pub(ケンビーズ・ブリュー・パブ)」(中区)も座席は間隔を空け、30席に半減した。友人と訪れた40代の会社員女性は「当面は無観客試合で寂しいけど、選手は暗いムードを吹き飛ばすようなプレーを見せてほしい」と、7月3日の地元開幕戦に期待を寄せた。(城戸昭夫、木原由維、石下奈海) 


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  • マツダスタジアムでのPVを満喫する親子=19日午後7時42分、広島市南区(撮影・山崎亮)

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