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尾道城、令和の「落城」 進む解体工事

2020/6/23 21:01
鉄骨がむき出しになった尾道城の2階部分(23日)

鉄骨がむき出しになった尾道城の2階部分(23日)

 尾道市の千光寺山山頂近くで、「尾道城」の解体が進んでいる。3月末に始まり、鉄骨一部鉄筋4階建てのうち既に3、4階部分が撤去された。石垣や基礎と一体化した1階部分を残し、秋には工事が終わる予定。

 尾道城は市が所有する、天守閣風の元博物館。高さは約25メートルあった。23日に解体現場に入ると、2階部分は鉄骨や鉄筋がむき出し。城の模型やパネルがあった面影はない。全国の城を示すジオラマがあった1階はがれきの山で、屋根に飾られていたしゃちほこが隅に置かれていた。

 現場責任者の大山隆之さん(38)は「解体してみると、斜面地への建材運搬や頑丈な構造など建設に大変な労力がかけられたと分かる」と説明する。

 解体後、2021年度中にウッドデッキなどを備えた展望スペースに生まれ変わる。市まちづくり推進課の高原俊樹課長は「観光スポットとしてできるだけ早くお披露目したい」と話している。(神田真臣)

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  • 屋根などが撤去され、解体が進む尾道城=手前右(22日)

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