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三原市長、辞職を表明 150万円受領認め謝罪【動画】

2020/6/25

天満祥典市長

 昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した河井案里容疑者(46)と夫で前法相の克行容疑者(57)=衆院広島3区=が公選法違反の疑いで逮捕された大規模買収事件で、三原市の天満祥典市長(73)は25日、市役所で記者会見し、克行容疑者から計150万円を受け取ったと初めて認め、辞職すると表明した。これまでの「現金の授受はない」との説明を一転させた。辞職は30日になる見通し。

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 天満市長は会見で、否定を続けてきた理由を「受け取りを秘密にする(克行容疑者との)約束を守るためだった」と説明。だが、買収対象者の94人に自身が含まれるとの報道が相次ぎ、「これ以上、市長を続けると市政運営に支障を来す」と判断したという。市民に対しては「迷惑を掛けた」と謝罪した。

 天満市長によると、現金の授受は昨年3月に三原市内で50万円、6月に広島市内で100万円。いずれも克行容疑者から渡された。拒んだが「とにかく、取っとけ」「預かってくれ」などと押し切られたという。

 現金の趣旨については「案里氏の選挙の応援のための買収、との認識はなかった」と釈明。広島地検の任意聴取でも、買収の意図は否定したとした。150万円は使わずに保管しているといい、「時期が来れば返却したい」と述べた。

 辞職の意向は24日夜、市議会の仁ノ岡範之議長に電話で伝え、25日に退職願を提出した。市議会は30日の臨時会で、同日付の辞職に同意する見通し。市長選は8月2日告示、9日投開票の日程が浮上している。新市長が決まるまでの間は、大西英之副市長(60)が職務代理者を務める予定。

 天満市長は旧三原市議、広島県議を経て2013年4月の市長選で初当選し、現在2期目。案里容疑者とは県議時代の同期で、昨年の参院選では街頭演説でマイクを握った。

 一連の事件で、現金受領を認めた首長は3人目。20万円を受け取ったとして、安芸太田町長だった小坂真治氏(71)は4月に辞職。参院選当時は県議だった安芸高田市の児玉浩市長(57)は、2回にわたり計60万円を受け取ったと認めている。

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