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<避難所に着いたら>まず検温 周囲に配慮を

2020/6/26 15:21

 「最寄りの避難所に着いたら、まず体温を測ってほしい」と田中教授は勧める。多くの人が集まる避難所に感染症を持ち込まないためだ。その後も定期的に検温し、発熱やせき、強いだるさなどがある場合は無理をせず、すぐに担当者に伝えよう。

 避難所では「3密」を避けるよう心掛けたい。定期的に窓を開けて換気したり他人と距離を取ったり。食事中の会話も控えよう。「飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、対面にならないように座ることや、段ボールなどの間仕切りを使うことも効果がある」と田中教授。周囲の人に感染させないという意識が大事だ。

 体育館で雑魚寝するケースもある。飛沫が床に残っている可能性もあり、気になる人は床を消毒液で拭いてもいい。段ボールベッドなどで床からの距離を確保して寝ることも有効だ。

 小まめな手洗いやうがい、せきエチケットの徹底は欠かせない。スイッチやドアノブ、手すりなど多くの人が触れる部分も定期的に消毒したい。

 コロナ禍での避難では、避難者がこれまで以上に他人の行動に敏感になったり、疲れやストレスを感じたりする可能性がある。「災害直後など緊迫した状況では難しい場合もあるが、感染防止策を講じることは避難者の安心感につながる」と田中教授。三宅理事長は「どこに避難しても大切なのは互いを思いやる心。『お互いさま』の精神で助け合う気持ちを持ちたい」と語る。


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