トピックス

安芸高田市長が辞職表明 現金受領、首長3人目【動画】

2020/6/30

臨時記者会見の冒頭、頭を下げる児玉市長

 安芸高田市の児玉浩市長(57)は30日、市内で記者会見し、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で現金60万円を受け取っていたのを受け、辞職すると表明した。前法相の河井克行容疑者(57)=衆院広島3区=からの現金受領を認めた首長の辞職は3人目。出直し市長選への立候補については「今後、支援者と話し合いたい」として明言を避けた。

 特集「河井前法相夫妻買収事件」

 続投への意欲を示した26日の会見から4日後の方針転換。児玉市長は、辞職の決断に至った理由について「このままでは市政の停滞を招く。現状を打開するため、私が退くことがベストだと判断した」と説明した。

 克行容疑者の妻で参院議員の案里容疑者(46)が当選した参院選に絡む現金の受け取りや、検察から聴取について否定したまま臨んだ4月の市長選について問われると「市民から厳しい意見を頂いた。報道されることが市のマイナスになる、とも言われた。私の不徳の致すところ」と何度も頭を下げた。

 次の市長選への対応は「まだ(後援会と)話し合ってもいない」と強調。一方で「(続投を表明した際に)市政の諸課題をなんとかやり遂げたいという思いを申し上げたが、十分に伝わらなかった」と悔しさをにじませた。

 首長の辞職は、克行容疑者から20万円を受け取ったと認めた前安芸太田町長の小坂真治氏(71)、150万円の受領を認めた三原市の天満祥典市長(73)に続き、3人目となる。

 児玉市長が先川和幸議長に辞職願を手渡したのは29日夜。市議会は7月3日の臨時会で、同日付の辞職に同意する見通し。同市選管によると、市長選は8月上旬から中旬に投開票する日程を検討している。新市長が決まるまでの間は、竹本峰昭副市長(66)が職務代理者を務める。(石川昌義)

関連記事「後援会から辞職求める声、克行容疑者から現金授受の安芸高田市長 擁護論も」

関連記事「安芸高田市長に抗議殺到、克行容疑者から60万円受け取りも続投表明」


【児玉浩市長の発言の変遷】
「河井夫妻には普段から行事などで会うことはあったが、(現金の持参や広島地検による聴取は)ない」(4月、初当選時のインタビュー)

「国会議員と県議の立場で断り切れなかった」(6月24日)

「今後の進退は、市民の声を聞いて判断したい」(6月26日、続投表明)


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧