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レストハウスで完成式 被爆建物、祈りの調べ

2020/6/30
レストハウスの完成式で被爆ピアノを演奏する萩原さん(撮影・安部慶彦)

レストハウスの完成式で被爆ピアノを演奏する萩原さん(撮影・安部慶彦)

 国内外の観光客たちを受け入れる広島市の被爆建物レストハウス(中区)の改修工事が終わり、被爆者や工事関係者たち約30人が出席した完成式が30日、現地であった。1日に再オープンし、平和記念公園の来訪者に原爆被害を伝える。

 完成式は、19歳で被爆死した河本明子さんが愛用した被爆ピアノを常設展示する2階であった。安佐南区出身のピアニスト萩原麻未さんが、ショパンやシューマンの曲、8月6日の平和記念式典で歌う「ひろしま平和の歌」などを奏でた。

 演奏に先立ち、松井一実市長があいさつ。「訪れる人に平和の思いを共有し、被爆の実態を伝える施設となる」と呼び掛けた。

 続く内覧会では、出席者が3階や地下の展示室などを見て回った。1990年代にレストハウスの保存を訴えた広島大名誉教授の植木研介さん(75)=西区=は「被爆建物として、原爆資料館とは異なる役割を果たしてほしい」と願った。

 レストハウスは年中無休で、入場無料。開館時間は原則として午前8時半〜午後6時で、8月は午後7時までに延ばす。(明知隼二)

【レストハウス 詳しく紹介】
 特色と歴史〜被爆時、助かったのは1人だけ

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