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大田「夕市」9月統合方針 市長、「意思決定はJFで」

2020/6/30 21:00
JFの夕市廃止方針に対し市としての関与は難しいとの認識を示した楫野市長

JFの夕市廃止方針に対し市としての関与は難しいとの認識を示した楫野市長

 大田市で魚を漁当日の夕方に競る「夕市」を朝市に一本化するJFしまね(松江市)の方針に対し、漁業関係者たちが存続を訴えていることについて、大田市の楫野弘和市長は30日の記者会見で「あくまでもJFの中で意思決定されることだ」と述べ、市の関与は難しいとの認識を示した。

 夕市は静間町の市場で夕方から開かれる。水揚げした魚介類の鮮度を保ったまま翌朝に関西などの市場に持ち込める利点があり、約70年続く。JFは運営を効率化して流通先を広げ、漁業者の所得を増やすなどの狙いで、9月から朝市へ統合する方針を決めた。

 楫野市長は「浜の風景が消えるのは残念」と話す一方、市を開くためのコストや手間などJF内部の経営や運営に関わる話だと強調。一本化の方針は2017年10月の市長就任以前から聞いていたとし、「晩市(夕市)を支持する人と朝市を支持する人がいて、どっちを応援というのは市長としてできない」とした。

 夕市の廃止を巡っては、漁業関係者が26日、存続を求める市民たち約1800人分の署名を市に提出している。(下高充生)

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