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【重富寛さんコラム】泡と人の向こう側<5> ビール文化の未来担う芽に(2017年7月14日掲載)

2020/7/16 15:54
コックを握る研修生。初々しい表情はスタンドの「新風」だ

コックを握る研修生。初々しい表情はスタンドの「新風」だ

 この時期、銀行では季節の風物詩のような光景に出合います。初々しい新人さんが「研修中」の名札を胸に着け、先輩の後ろや記入台のそばで「いらっしゃいませ」。爽やかにほほ笑んでいます。

 弊社も同じ。ビールメーカーの新入社員さんを1日預かって研修です。もう10年続きます。うちのような小さな会社では、スタッフの入れ替わりの際しか新人は入りません。それも、新卒の学生さんはまれ。重富酒店が採用した人材ではありませんが、研修生たちはフレッシュな風を与え続けてくれています。

 今年も男女1人ずつ。午後3時までは酒の配達トラックに同乗し、飲食店さんへのビールの配達を手伝うなど、酒屋の日常業務を体験してもらいます。そして3時からはスタンド店主としての私が担当です。特に今年はわが子と同い年。いつもにも増して、丁寧に話している自分がいました。

 まず、スタンドの器具の説明をしながら、営業開始のセッティング。一つ一つの作業の意味を、できる限り説明しながら進めます。そして課題を出します。「ビールを飲まれるお客さまの顔をしっかり見ておいて。そして、お客さまにとってビールとは何かをあなたの言葉で話してね。今日の研修の最後に聞くよ」
(ここまで 504文字/記事全文 1272文字)

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