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【重富寛さんコラム】泡と人の向こう側<8> 注ぎ方にも多様な工夫(2017年9月15日掲載)

2020/7/16 19:05
広島県のアンテナショップ「TAU」でビールを注ぐ重富さん。さまざまな注ぎ方は受け入れられ、店外にまで長い列ができた(2017年8月5日、東京・銀座)

広島県のアンテナショップ「TAU」でビールを注ぐ重富さん。さまざまな注ぎ方は受け入れられ、店外にまで長い列ができた(2017年8月5日、東京・銀座)

 日本一に突き進む広島東洋カープ。私が目指すのは、論理的な指導でさまざまな投手をマウンドに送り出す畝龍実1軍投手コーチです。もちろんビールの世界でですけどね。

 野球には多くの変化球があります。ストレート一本もかっこいいのですが、最近はフロントドアとかバックドアとか、私が子どもの頃にはなかったような名前も。黒田博樹さんの大リーグ土産ですね。

 そんな「球種」をビールの注ぎ方に置き換えてみます。現在、日本のほぼすべての飲食店で注がれるのが「キリッとタイプ」。ゆえに通常のビールサーバーは、このキリッとタイプに適した規格です。修業しなくとも5分の指導で注げるのです。でも、もっといろんな「球種」や「投げ方」があるのでは? そんな思いに駆り立てられて、走りだしたのが私なのです。

 日本でビールが本格的に造られ始めたのは明治初期。初のビアホールが誕生したのは明治32(1899)年です。当時はどんな注ぎ方で、どんなサーバーだったのか。私の一番の関心事なのですが、なにせ資料が残っていません。
(ここまで 441文字/記事全文 1336文字)

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